玄関・廊下のシックハウス対策DIY完成まとめ

皆さんこんにちは。シックハウス攻略ブロガーの小宮です。

こちらは離れ1階の玄関です。

家の中で「玄関」は、最もシックハウスを感じやすい場所です。と言いますのも、玄関は密閉された袋小路の場所であり、殆ど窓もありません。

家全体が、もしシックハウスの状態であれば、様々な部屋から玄関に空気が集まり、化学物質濃度の高い空気が玄関に停滞します。

結果、玄関の壁紙や石膏ボードが汚染され、二次的に壁紙や石膏ボードが更に化学物質を放出するというシックハウスの悪循環が引き起こされ場合があります。

実際に、この離れ一階の玄関に入った瞬間、刺激の強い臭いに襲われ。目が痛くなったり、喉が苦しくなったり、肌が痒くなりました。非常にホルムアルデヒド濃度の高い空間となっていたのです。

なんとしても、この玄関のシックハウスを攻略したいと思いました。そして、私達が行ったことを振り返ってみたいと思います。

まず第一に、壁紙を全て剥がしました。既存の壁紙は非常に汚れており、それが高いホルムアルデヒドを放出をする汚染源となっていました。

そして石膏ボードを剥き出しにしました。残念ながら、その石膏ボードまでも臭いが強く、化学物質を放出する汚染源になっておりました。

そこで、私は何をしたかと言いますと、やはりここでもアルミホイルを使用しました。アルミホイルは化学物質を完全に密閉しますので、アルミホイルを壁と天井の全面に澱粉糊を使って貼り付けていきました。

そしてアルミホイルが露出した状態では、家として生活するのは非常に外見上問題がありますので、アルミホイルで石膏ボードを封止した後、その仕上げ材をどうするか非常にここは頭を悩ませたところであります。

ここが最大のポイントで、あえて私は既存の石膏ボードの上に銀紙を、そして更に、これは一般的な使い方ではありませんが、石膏ボードを二重に貼り付けました。つまり部屋の中にもう一つ部屋を作る、そういう発想の元、既存の石膏ボード、アルミホイル、新しい石膏ボード、そのサンドの状態で壁を修復していきました。

実は石膏ボードにも様々な種類がありまして、こちらにはタイガーの押入用ハイクリンボードを使用しました。この製品は、石膏ボード自体が、ホルムアルデヒドを吸着分解して、空気をキレイにしてくれる非常に優れたクリーンな石膏ボードと言えます。

石膏ボードは通常ですと、その表面に更に壁紙を貼ったり漆喰を塗る必要があります。実は、今回使用したのは、タイガーハイクリン押し入れ石膏ボードと言いまして、既に壁紙が石膏ボードに貼った状態で販売されています。つまりこれを壁に貼り付けるだけで完成してしまう、ワンオペ・アイテムなのです。そして、接着剤を使うことなく、石膏ボードはビスで留められますので、既存の石膏ボード、アルミホイル、そして新しいタイガーのハイクリーン押し入れ石膏ボードをビスで留めることで、壁面は完全します。そういったことをチャレンジしたこの廊下であります。

そして重要なポイントがもう一つ。

工事を行わない工事外の区域からの空気の流入をどう防ぐか?です。

今回は、この玄関の空気をキレイにする工事を行ったのですが、工事をしていないスペースから汚染された空気が流れて来てしまいます。そして、せっかくクリーンな状況にこの玄関をしたとしても、すぐに汚染されてしまうという問題がありました。ここは二階に通じる階段がありますので、2階からのの空気の流入を封じ込める為に、私達は階段に「扉」を作りました。これは。押し入れ石膏ボードで作ったDIYの扉であり、制作費は三千円くらいでした。

新し扉によって、工事外の汚染された空気の流入を防いだことで、この玄関は非常にクリーンな状態になりました。

ただ、失敗談もあります。こちらの壁、はじめ、既存の壁紙を剥がした後、漆喰を自分で塗ってみました。やはり素人なのか、その漆喰自体は問題が無かったのですが、塗り方にムラがあり、凹凸が出てしまいました。サロンとして使いたい場所なので、その綺麗さに耐えられないような、なんとも残念な壁になってしまったのです。

それを更に誤魔化すといえばアレですけど、漆喰を塗った、その上にアルミホイル、そして押し入れ石膏ボードを貼るという4重構造になっております。

その分厚みが出てしまいましたが、さすがにこれで建材からの接着剤の揮発を完全に防ぐことが出来ると思います。

ちょっと、ひと工夫で、無垢材の腰壁を造作。

これはホームセンターで売っていたレッドパインの腰壁セットです。天然無垢材の腰壁、非常にローコストです。和風としては、デザインも良いですし、木の匂いもします。非常にきれいに仕上がりました。

残すところは天井になります。まだ天井に銀紙が露出しておりますので、ここにこれを同じレッドパインの天然無垢材を天井に貼り付けていく、そういった作業を最後行ってこの離れ一階の玄関完成、シックハウス対策完成という状態にもっていきたいと思います。

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