10月9日この部屋のシックハウスは他の部屋と違う、その正体は?

皆さんこんにちは。シックハウス攻略ユーチューバーの小宮です。

本日で物件の引き渡しから13日目を迎えました。

今日はここ離れの1階のシックハウスを攻略していきたいと思います。こちらは母屋と離れがあるうち、少し小さめの方になっております。玄関から入りますと右手に階段があり奥には14畳ほどの洋間を備えています。トイレ、そして洗面台、お風呂も備えています。

まず、シックハウスの攻略で最も大切なものはその部屋のどこにシックハウスの原因があるか調査することです。まず私は様々な箇所の臭いを嗅いで何かおかしなところが無いか調べていきます。

少しでも臭いがあるということはそこには科学物質を揮発している何かが存在するかも知れません。玄関に入りますとまずつーんと鼻につく刺激のある臭いがいたします。少し空気もべたべたしていて、目喉に刺激がくるような空間になっております。おそらく玄関回りの壁紙にホルムアルデヒドや様々な化学物質が吸着し、もしくは内側にまで浸食している可能性が考えられます。ですから何とかこの壁紙を封止するというのが一つの課題になります。

ではもう少し奥の方に入っていきましょう。こちらが2階に続く階段になっております。そしてこの奥に洋間があります。では入っていきたいと思います。

窓もたくさんありますので比較的換気は為されやすい環境になっております。外には10畳ほどの庭もついておりますのでとても素敵な部屋となっております。ここの部屋は実は壁紙からそれほど強い臭いがしないのが特徴となっております。

少し臭いを嗅いでみます。先ほどの玄関の壁紙とは異なりこの空間は殆ど壁から臭いはいたしません。然しながらこの部屋は非常に強いシックハウスが充満していると感じられます。ではその原因はどこにあるのでしょうか。おそらく壁でないとすると床です。シックハウスでは壁を確認すると共に、ぜひ足元、床の状態を確認してみて下さい。

シックハウスの原因を探る為に思い切って剥がしちゃいました。実際にここを触ってみると非常に接着剤でべたべたしています。触った皮膚がぴりぴりしてきて赤く湿疹ができています。温度が低い時はそれほど化学物質は揮発致しませんが夏等で室温がグーンと上昇した時、一挙に化学物質は揮発し、部屋中がシックハウスの状態になってしまいます。

それでは、もう少しこの部屋のシックハウスの原因に迫ってみたいと思います。こちらの部屋は一階になります。その為陽の光があまり入りませんので陽当たりは比較的悪い部屋となっています。その為日本のような気候ではカビが生えやすい環境だと考えられます。そこで建物の腐食を守る為にこの部屋の床には防カビコート、抗菌コートが為された床材が貼ってあります。少し変わった色のフロアータイルが貼られていますが、実はこちらに防カビコートが施されているのです。このように日本の風土においてカビから建物を守る為には防カビコートや抗菌コートの科学物質による対策が非常に重要になってくるのです。一方で私達のような化学物質過敏症がある場合は、それらの科学物質が非常に刺激となり様々な体調不良が引き起こされてしまうのです。

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