9月26日シックハウスは、その影を潜めている(ステルス・シックハウス問題)

本日で、物件の引き渡しから4日目となりました。


昨日は、この家の全ての窓を開け、換気を行いました。そして、朝起きてみると残念ながら、この家の空気は非常に臭気が強く鼻や唇、目が強い刺激を受ける状態です。

10分ぐらい滞在していると喉が痛くなってきて、皮膚は熱を持ったように痒くなってきます。そして頭が重い感じが続き、頭痛が誘発されるような状態になってしまいます

と言いますの、9月下旬にも関わらずこの数日間は日中30度を超える気温が続いていました。

化学物質は、気温や湿度が高ければ高いほど揮発量が多くなります。

特に25度を超えてくると、非常に揮発性が高くなります。

逆に、涼しい春や秋、気温がぐっと下がる冬は、シックハウスは影を潜めます。気温がグーンと上昇してくる季節になるとシックハウスがその猛威を振るいます。

これは、私の実体験です。この物件を購入するにあたり4月に初めて、この家の内覧を行いました。その時の最高気温は18度ぐらいでしたので、この部屋に入ってみた時には、シックハウスには気付きませんでした。

そして、ローンの契約や物件の購入契約を進めながら、6月中旬に再び、この家を内覧しました。

その時、気温は23度を超えておりましたので、この家に入ったとたん非常に強い シックハウスに襲われました。

シックハウスが非常に強い状態でしたが、物件購入の手続きが最終段階に入っていたため、すでに後戻りできない状態でした。

このように、建物のシックハウスの状態は、様々な気候条件・気象条件に左右され、1年を通して気温が上昇する初夏から真夏にかけて室内の有害化学物質の濃度が高まり、秋から冬にかけては減少する傾向にあります。

尚、冬場の暖房、そして窓を閉め切ることで換気量が減ることで、冬場でも化学物質濃度が高い状態になる場場合もあります。

さらに、シックハウスの原因となる建材からの有害物質揮発量は1日のうちでも日内変動があります。一般的に朝方は揮発量が少なく、日照によって気温が上昇する昼過ぎから夕方(午後1時~3時)にかてシックハウスの状態は強くなります。

私たちのように、新居を購入する際、また賃貸物件を探す際には、注意が必要です。内覧したときは、気象条件によってシックハウスをあまり感じなかったのに、実際に引っ越して、そこに住んでみたら非常に強いシックハウスに見舞われた。そういった事は決してめずらしくはありません。

シックハウスは、その影を潜めていますので、ご注意くさい。

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